魚類の不思議な繁殖行動についてのまとめ

魚類
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魚類たちの自由すぎる繁殖行動についてまとめました。
これを読むと男に乳首がある理由も多少は理解出来るかもしれません。

チョウチンアンコウの変わった繁殖

ミツクリエナガチョウチンアンコウ


photo credit:Cryptopsaras couesii (triplewart seadevil) by Dr Tony Ayling

【学名】
Cryptopsaras couesii
【分類】
アンコウ目
ミツクリエナガチョウチンアンコウ科
ミツクリエナガチョウチンアンコウ属
【生息域】
熱帯から亜熱帯の深海

※以下に紹介する特徴は、ミツクリエナガチョウチンアンコウ科に限らず、いくつかのチョウチンアンコウ科の種にも見られる特徴です。

ミツクリエナガチョウチンアンコウの具体的な繁殖方法

全長は雌が最大44cmになるのに対し、雄は最大7.5cmにしかならない。

引用:ミツクリエナガチョウチンアンコウ – Wikipedia

チョウチンアンコウの仲間は、オスとメスの大きさにかなり差があります。
そんなチョウチンアンコウが、どのように繁殖しているかというと・・・

雄は生殖のため雌の体に噛み付いて寄生し、皮膚や血管を癒着させ雌から栄養分の供給を受ける。寄生した雄は目や腸などが次第に退化し、雌の体に同化する。

引用:ミツクリエナガチョウチンアンコウ – Wikipedia

なんとチョウチンアンコウの一部の種は、オスがメスの体に寄生・一体化し繁殖行動を行います。

ギンブナの変わった繁殖

ギンブナ(マブナ)


photo credit:Gin-buna by Hiroshi Nishimoto

【学名】
Carassius auratus langsdorfii
【分類】
コイ目
コイ科
フナ属
【生息域】
東アジアの河川
ギンブナの具体的な繁殖方法

ギンブナと言えるフナ類はほとんどがメス

引用:ギンブナ – Wikipedia

日本の河川に普通にいる魚であるギンブナですが、なんとそのほとんどがメスだそうです。
メスばっかりでどうやって繁殖するのでしょうか?

無性生殖ではメスがクローンの子供を作る

引用:ギンブナ – Wikipedia

ギンブナの子供は、基本的に母親のクローンなのだとか・・・
驚きの事実ですね。

同所的に生息している有性生殖を行なうフナ類や鯉のオスと繁殖行動を行ない、精子を得る。

引用:ギンブナ – Wikipedia

なんとギンブナは、他の魚から精子を得て繁殖行動を行います。
そんなことをしたら遺伝子が他の種と混濁してしまうのでは??

オスの精子は発生の刺激となるだけで、遺伝的に貢献しない。

引用:ギンブナ – Wikipedia

もちろん違う種の遺伝子は引き継がず(引き継げず)、他の魚の精子は繁殖する上でのきっかけでしかありません。

クマノミの変わった繁殖

カクレクマノミ

【学名】
Amphiprion ocellaris
【分類】
スズキ目
スズメダイ科
クマノミ属
【生息域】
フィジーやトンガのサンゴ礁がある場所

※以下に紹介する特徴は、カクレクマノミのみ限らずクマノミ亜科全体に見られる特徴です。

クマノミ類の具体的な繁殖方法

一つのイソギンチャクには、通常複数のクマノミが共生する。

引用:クマノミ亜科 – Wikipedia

クマノミはイソギンチャクの中に生活することで有名です。
ちなみにカクレクマノミはディズニー映画『ファインディング・ニモ』のモデルになった魚です。

最大の個体が雌、2番目に大きい個体がつがいの雄となり、残りの個体は繁殖に参加しない。

引用:クマノミ亜科 – Wikipedia

クマノミのオスとメスを決めるのは、なんと大きさなのだとか。
同じイソギンチャクに生息する中で、1番大きい個体がメス、2番目がオス、3番目以降のクマノミはオスでもメスでもないとのことです。Σ(゚Д゚)

雌がいなくなると、つがいの雄だった個体が雌に性転換し、3番目に大きい個体が雄に昇格して新たなペアが形成される。

引用:クマノミ亜科 – Wikipedia

クマノミにおけるオスとメスとの決定は、とにかく大きさなのです!!

グッピーの変わった繁殖

グッピー

【学名】
Poecilia reticulata
【分類】
カダヤシ目
カダヤシ科
グッピー属
【生息域】
アマゾン川の淡水域から汽水域
グッピーの具体的な繁殖方法

お腹の中で卵を育て、孵化させてから体外に放出します。

引用:グッピーの飼い方 熱帯魚 飼育方法 アクアリウム用品 繁殖

魚といえば卵を産む動物ですが、グッピーは卵ではなく稚魚を産み出します。

産卵ではなく仔を産むわけですから、胎生魚の場合、産卵と言わず、産仔(さんし)と言います。

引用:グッピーの飼い方 熱帯魚 飼育方法 アクアリウム用品 繁殖

このような子供の生み方を産仔(さんし)と言うので、産まれてくるときは是非『いらっしゃ~い!』と言ってあげましょう。(^_^;)

サメ類の変わった繁殖

イタチザメ


photo credit:Grey Reef Shark and Tiger Shark by Joe Boyd

【学名】
Galeocerdo cuvier
【分類】
メジロザメ目
メジロザメ科
イタチザメ属
【生息域】
熱帯から温帯の海域

※以下に紹介する特徴は、イタチザメに限らず多くサメ類に見られる特徴です。

サメ類の具体的な繁殖方法

魚類の中では珍しく、オスとメスが互いの生殖器を合わせる形の交尾をする。

引用:サメ – Wikipedia

魚にも関わらず交尾をすることから、サメは魚に交わるという漢字(鮫)が使われます。

体内受精を行い、雄の腹鰭には交尾器(クラスパー)を備える。

引用:サメ – Wikipedia

交尾をするためオスのサメにはペニスに類するクラスパーというものが備わります。

一部のサメでは子宮内で孵化した仔魚が、後から産まれてくる卵や他の仔魚を食べて育つ。

引用:サメ – Wikipedia

これはちょっと衝撃的ですね・・・

2007年にシュモクザメが、2008年にカマストガリザメが、それぞれ1尾ずつ単為生殖で妊娠・出産していることが遺伝子解析によって確認された。

引用:サメ – Wikipedia

もはや交尾すらせずに子供を産むケースもあるのだとか・・・Σ(゚Д゚)

サケ類の変わった繁殖

サケ(シロザケ)


photo credit:chum salmon leaping by U.S. Fish and Wildlife Service Headquarters

【学名】
Oncorhynchus keta
【分類】
サケ目
サケ科
サケ属
【生息域】
オホーツク海から太平洋北部(成魚)
サケ類の具体的な具体的な繁殖方法

夏から秋にはオホーツク海の水温8℃前後の水域を生活域とし、水温が5℃程度になると北西太平洋に移動し越冬をする。

引用:サケ – Wikipedia

サケは普段は海に生息する魚で、産卵のときと稚魚のときだけ川に生息します。

海洋生活で成熟した個体は、母川に向け回帰し産卵活動を行う。

引用:サケ – Wikipedia

不思議なことですが、サケは必ずと言っていいほど自分が生まれた川に帰ってきて産卵を行います。
どうやって自分が生まれた川を理解しているのしょうか?

産卵・放精後の親魚は、1か月以上生きて産卵床を守るメスの個体もあるが、大半は数日以内に寿命が尽きて死ぬ。

引用:サケ – Wikipedia

繁殖後サケは間もなく亡くなり、多くの動植物の生きる糧へとなります。

ウナギ類の変わった繁殖

ニホンウナギ


photo credit:ニホンウナギ(屋久島)by Ffish.asia

【学名】
Anguilla japonica
【分類】
ウナギ科
ウナギ属
【生息域】
東アジアの河川(成魚)

※以下に紹介する特徴は、ニホンウナギに限らずウナギ科全般に見られる特徴です。

ウナギ類の具体的な具体的な繁殖方法

成魚が生息するのは川の中流から下流、河口、湖など

引用:ウナギ – Wikipedia

ウナギの成魚は、主に河川に生息します。
最近は減りましたが、昔は本当に身近に存在する魚でした。

ウナギは、種によって異なる特定の産卵場(ニホンウナギはマリアナ海溝、ヨーロッパウナギ・アメリカウナギはサルガッソ海など)へと移動を開始する。

引用:ウナギ科 – Wikipedia

普段は身近な河川に生息しているウナギですが、産卵は遥か遠くの海、しかも深海で行います。
ちなみにニホンウナギが産卵を行うマリアナ海溝は、世界で最も深い海となっています。

産卵の実態もそのほとんどが謎に包まれたままで、ウナギ科魚類の天然卵は2009年に西マリアナ海嶺で採取されるまで見つかっていなかった。

引用:ウナギ科 – Wikipedia

そもそもウナギの卵はほとんど発見すらされていないのが実情で、産卵の実態はほとんど掴めていません。
身近な魚なのに、21世紀になっても産卵方法がわからないという事実はかなりの衝撃だと思います。

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