もはやファッションの定番となっているトラ柄やヒョウ柄ですが、違いを絵で描いてみてと言われると意外に正確に描けない人が多いようです。
更にジャガーの柄やチーターの柄までを正確に把握している一般人はほとんどいないことでしょう。
ということでネコ科動物の柄について以下にまとめていきたいと思います。
トラ柄
トラ柄は縦の線が並ぶ縞模様です。
縦線が木と馴染むため、森林で生活するトラにとってはこの柄が好都合なのだと思われます。
ヒョウ柄
ヒョウ柄は胴体部分は小さな円模様あるいは花びら模様で、顔や足に近づくに連れ円模様は小さくなり、ただの斑点模様になります。
草原ではこのような模様の方が目立ちづらいのでしょう。
以上のことから、人は意外にネコ科動物の模様を曖昧にしか記憶していない可能性が考えられます。
他のネコ科動物の模様も見てみよう!
ということで、トラとヒョウ以外のネコ科動物の模様も確認していきましょう。
ジャガー
ジャガーはヒョウより大きな円模様で、その中に小さな斑点模様が入ります。
チーター
チーターの模様は細かな斑点模様のみです。
また、顔の近くには模様が少なくなっています。
ユキヒョウ
ユキヒョウはヒョウよりも大きな円模様ですが、あまり模様がハッキリしていません。
ユキの中ではハッキリしすぎる模様は目立ってしまうのかもしれません。
ウンピョウ
photo credit:ウンピョウ (Clouded Leopard) by Toshihiro Gamo
ウンピョウは1つ1つがとても大きな円模様ですが、もはや円が曖昧になってきています
スペインオオヤマネコ
photo credit:Iberian Lynx full body by lynxexsitu
スペインオオヤマネコという大型のヤマネコはチーターと同じ斑点模様ですが、チーターほど模様がハッキリとしていません。
オセロット
photo credit:Ocelot by Marie Hale
中南米に棲むオセロットは大きめの円模様で、円の大きさはジャガーとウンピョウの間ぐらいです。
マーゲイ
photo credit:Gato do mato! Jaguatirica (+ fotos) by Ana_Cotta
オセロットと同じく中南米に棲むマーゲイは、模様もオセロットとほとんど同じです。
サーバル
photo credit:Serval by VSmithUK
アフリカに棲むサーバルは、チーターと同じ斑点模様ですが、1つ1つの模様がチーターより大きく間隔も開いています。
ベンガルヤマネコ
photo credit:Asian Leopard Cat {prionailurus bengalensis} by Drew Avery
アジアに棲むベンガルヤマネコは、写真では分かりづらいですが少し曖昧な形の斑点模様をしていて、細長い斑点模様から円状の模様まで個体によってかなりバラつきがあります。
突然変異種の模様もチェック!ホワイトタイガー
ベンガルトラの突然変異種であるホワイトタイガーも、通常のトラ同様に縦線の模様は変わりません。
ゴールデンタビータイガー
photo credit:Dave Pape
とても珍しいトラの突然変異種であるゴールデンタビーは、全体的に色が薄く縞模様も薄くなっています。
マルタタイガー
photo credit:Photo by Mamapajama97 on Flickr.com, edited by uploader (colour of the animal)
アモイトラの突然変異種であるマルタタイガーは全体的に黒っぽいとても珍しいトラですが、縞模様に変わりはないと思われます。
※画像はマルタタイガーをイメージした合成写真です。
↓マルタタイガーについては以下の記事を参考にしてください。
クロヒョウ、クロジャガー
ヒョウの突然変異種であるクロヒョウは、よーく見ると通常のヒョウと同じ模様が見て取れます。
ジャガーでも黒い突然変異種が生まれることがありますが、ヒョウと同じでよく見ると模様があることがわかります。
※画像はクロジャガー
キングチーター
photo credit:Cheetah in Charlie’s backyard by Steve Jurvetson
チーターでは稀に斑点模様が崩れた『キングチーター』と呼ばれる個体が生まれることが分かっています。
イエネコの紋様も見てみよう!
アメリカンショートヘアー
アメリカンショートヘアーの模様は、『の』の字模様(渦巻き模様)が定番です。
オシキャット
photo credit:Ocicat 13.06.07 015 by T. Bjornstad
オシキャットは細かいスポット模様になりますが、模様自体はそれほどハッキリはしていません。
ベンガル
ベンガルはイエネコに無理やりベンガルヤマネコと掛け合わせて生まれた種類なため、ベンガルヤマネコの模様を踏襲しています。
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