生きた姿を見てみたかった絶滅動物TOP20

哺乳類
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動物は誕生と絶滅を繰り返してきました。
そんな絶滅動物の中には人間が誕生して以降に絶滅したものも多く、人間が絶滅させた、あるいは絶滅に関わっていると考えられる動物も多数います。
こういった動物は、人類が実際に目にしていたであろうという事実と、人類が関与しなければ絶滅しなかったのではないかという思いが重なり、様々な感情が沸き起こります。
そんな現代人でも見れる可能性が十分あった絶滅動物を、見てみたかった順に紹介していきます。

※ニホンオオカミやニホンカワウソは、独立種でないと考えられるため除外とします。

20位:ドードー

【学名】
Raphus cucullatus
【全長】
1m
【体重】
10kg~18kg
【分類】
鳥網
ハト目
ドードー科
ドードー属
【食性】
草食
【生息域】
マスカリン諸島
【絶滅期】
340年前

ドードーは、大航海時代の食料確保ため発見からたった83年で絶滅してしまった悲劇の鳥です。

19位:ホラアナグマ


photo credit:Ursus spelaeus by Sergiodlarosa

【学名】
Ursus spelaeus
【体長】
2m~3m
【体重】
350kg~1000kg
【分類】
哺乳網
食肉目(ネコ目)
クマ科
クマ属
【食性】
雑食
【生息域】
ヨーロッパ~アジア西部
【絶滅期】
24,000年前

ホラアナグマは、ホッキョクグマ以上の大きさを誇った史上最大のクマです。
見てはみたいですが会いたくはないです。(^_^;)

18位:リョコウバト

【学名】
Ectopistes migratorius
【全長】
約40cm
【体重】
約300g
【分類】
鳥網
ハト目
ハト科
リョコウバト属
【食性】
雑食
【生息域】
北アメリカ大陸東部
【絶滅期】
108年前

リョコウバトは、かつては50億羽以上が生息したとされ史上最も多く生息する鳥類とまで言われていましたが、乱獲により極めて短い期間で絶滅してしまいました。
アメリカの空を埋め尽くす姿を是非見たかったものです。

17位:メガラニア


photo credit:Varanus priscus BW by ArthurWeasley

【学名】
Varanus priscus
【全長】
5m~7m
【体重】
約1t
【分類】
爬虫網
有鱗目
オオトカゲ科
オオトカゲ属
【食性】
肉食
【生息域】
オーストラリア
【絶滅期】
約4万年前

メガラニアは、最大7mに達したという史上最大のトカゲです。(ただし全長の大半は尻尾)
トカゲにはあまり興味はありませんが、史上最大と聞くと興味が湧いてきます。
※人類の到達と共に絶滅したオーストラリア(当時のサフル大陸)の大型動物相の一角をなす動物。

16位:ハーストイーグル


photo credit:Ancient DNA Tells Story of Giant Eagle Evolution【Clipping】

【学名】
Hieraaetus moorei
【翼幅】
最大3m(メス)
【体重】
最大16.5kg(メス)
【分類】
鳥網
タカ目
タカ科
ケアシクマタカ属
【食性】
肉食
【生息域】
ニュージーランド
【絶滅期】
600年前

ハーストイーグルは、ニュージーランドに生息した史上最大クラスの猛禽類です。
同時期にニュージーランドに生息していた陸生の巨鳥・ジャイアントモアを襲っていたと考えられています。
ちなみにメスのほうが大きくなる珍しい鳥です。

15位:シバテリウム


photo credit:MEPAN Sivatherium.jpg by Hiuppo

【学名】
Sivatherium
【全高】
3m
【体重】
1,250kg
【分類】
哺乳網
鯨偶蹄目
キリン科
シバテリウム属
【食性】
草食
【生息域】
サハラ砂漠~インド
【絶滅期】
8,000年前

シバテリウムは、一言で言えば首の短いキリンです。
想像図では、もののけ姫に登場するシシ神のような神々しさを感じます。
サハラ砂漠の洞窟やメソポタミアの遺跡に壁画として描かれています。

14位:ティラコレオ(フクロライオン)


photo credit:Leon marsupial, Thylacoleo carnifex.jpg by Jose manuel canete【Clipping】

【学名】
Thylacoleo
【体長】
1.2m~1.3m
【体重】
約100kg
【分類】
哺乳網
カンガルー目
フクロライオン科
フクロライオン属
【食性】
肉食
【生息域】
オーストラリア
【絶滅期】
5万年前

ティラコレオは、オーストラリア大陸に生息していた100kgを超える大型の肉食哺乳類です。
ちなみに、現在のオーストラリアには純粋な肉食(魚食や虫食を除く肉食)の哺乳類がタスマニア島に生息するタスマニアデビルのみとなっています。
※人類の到達と共に絶滅したオーストラリア(当時のサフル大陸)の大型動物相の一角をなす動物。

13位:マクラウケニア


photo credit:Macrauchenia (reconstruction).jpg by Olllga

【学名】
Macrauchenia
【体長】
3m
【体重】
最大1000kg
【分類】
哺乳網
滑距目
マクラウケニア科
マクラウケニア属
【食性】
草食
【生息域】
南アメリカ大陸
【絶滅期】
2万年前~1万年前

マクラウケニアは南アメリカ大陸に生息していた大型動物で、ダーウィンが発見しました。
滑距目という種類の動物でしたが、マクラウケニアが絶滅したことで滑距目自体が消滅となっています。
マクラウケニアに似た鼻の長い動物らしきものが壁画に描かれており、人類の南アメリカ大陸到達以降に絶滅し鼻が長かった可能性がありますが、別の動物を描いていた可能性もあるため絶滅時期や外見には議論があるそうです。
※南アメリカ大陸の大型動物相をなす一角。

12位:ディプロトドン

【学名】
Diprotodon
【体長】
約2.5m
【体重】
約2.8t
【分類】
哺乳網
双前歯目(カンガルー目)
ディプロトドン科
ディプロトドン属
【食性】
草食
【生息域】
オーストラリア
【絶滅期】
46,000年前

ディプロトドンは、オーストラリア史上最大の陸生哺乳類で史上最大の有袋類です。
外見的にはウォンバットに近くなっています。
※人類の到達と共に絶滅したオーストラリア(当時のサフル大陸)の大型動物相の一角をなす動物。

11位:メイオラニア

【学名】
Meiolania
【全長】
約2m(甲長約1m)
【体重】
約400kg
【分類】
爬虫網
カメ目
メイオラニア科
メイオラニア属
【食性】
草食
【生息域】
オーストラリア~ニューギニア島
【絶滅期】
1万年前

メイオラニアは史上最大のリクガメで、頭には角、尾にはトゲトゲという現在では考えられないような姿をしていたそうです。

10位:ドロモルニス


photo credit:Dromornis stirtoni by Nobu Tamura

【学名】
Dromornis
【高さ】
最大3m
【体重】
最大650kg
【分類】
鳥網
ガストルニス目
ドロモニス科
ドゥロモルニス属
【食性】
草食?
【生息域】
オーストラリア
【絶滅期】
3万年前

ドロモルニスはオーストラリア大陸に生息していた巨鳥で、最後まで生き残った恐鳥類である可能性もあります。(南米に生息したフォルスラコス科が、より最近まで生存していた可能性もある)
※人類の到達と共に絶滅したオーストラリア(当時のサフル大陸)の大型動物相の一角をなす動物。

9位:ドエディクルス

【学名】
Doedicurus clavicaudatus
【体長】
3m~4m
【体重】
約2t
【分類】
哺乳網
被甲目(アルマジロ目)
グリプトドン科
ドエディクルス属
【食性】
草食
【生息域】
南米大陸南部
【絶滅期】
7,000年前

ドエディクルスは巨大なアルマジロで、尻尾の先に太いトゲがありモーニングスターのようになっていたそうです。
※南アメリカ大陸の大型動物相をなす動物。

8位:エラスモテリウム


photo credit:Elasmotherium model by Boris Dimitrov

【学名】
Elasmotherium
【体長】
4m~5m
【体重】
3.6t~4.5t
【分類】
哺乳網
奇蹄目(ウマ目)
サイ科
エラスモテリウム属
【食性】
草食
【生息域】
ユーラシア大陸
【絶滅期】
39,000年前

エラスモテリウムは、鼻先ではなく額から大きな角が生えていたとされるユニコーンのモデルとも言われるサイの一種です。
およそ13,000年前に描かれたフランス・ルフィニャック洞窟の動物壁画に角の長いサイと思われる動物の絵があるため、最終氷期終盤まで生存していたとの意見もありますが、この壁画はケブカサイを描いているとの意見もあり絶滅時期や生息域、角の長さなどに議論があります。

7位:メガテリウム


photo credit:Megatherium americanum by Sphenaphinae

【学名】
Megatherium
【体長】
6m~8m
【体重】
3t~4t
【分類】
哺乳網
有毛目
メガテリウム科
メガテリウム属
【食性】
草食
【生息域】
南米大陸
【絶滅期】
1万年前

メガテリウムは、ゾオ並みの大きさを誇ったナマケモノの近縁種です。
木の上でほとんど動かない今のナマケモノからは、想像も出来ないような生態だったものと思われます。
※南アメリカ大陸の大型動物相をなす一角。

6位:スミロドン(サーベルタイガー)

【学名】
Smilodon
【体長】
最大2.4m
【体重】
最大436kg
【分類】
哺乳網
ネコ目
ネコ科
スミロドン属
【食性】
肉食
【生息域】
北アメリカ大陸~南アメリカ大陸
【絶滅期】
1万年前

スミロドンは最後まで生き残ったサーベルタイガーの一種で、最大クラスのサーベルタイガーでもあります。

5位:エピオルニス


photo credit:Aepyornis maximus 01 L.D. by Acrocynus

【学名】
Aepyornis
【高さ】
最大3m
【体重】
400kg~500kg
【分類】
鳥網
エピオルニス目
エピオルニス科
エピオルニス属
【食性】
草食
【生息域】
マダガスカル
【絶滅期】
400年前

エピオルニスは、17世紀までマダガスカルに生息していた巨鳥です。
マダガスカルには、同時期により大きな巨鳥ボロンベ・ティタン(学名:Vorombe titan)がいたことも示唆されています。

4位:フクロオオカミ(タスマニアタイガー)

【学名】
Thylacinus cynocephalus
【体長】
100cm~130cm
【体重】
8kg~30kg
【分類】
哺乳網
フクロネコ目
フクロオオカミ科
フクロオオカミ属
【食性】
肉食
【生息域】
オーストラリア(最終的にタスマニア島)
【絶滅期】
86年前(1936年)

フクロオオカミは、オーストラリアに生息していた肉食の哺乳類(有袋類)です。
タスマニア島には20世紀まで生き残っており、タスマニアタイガーとも呼ばれています。
今回紹介する動物の中で唯一明確な映像が残っているため、見てみたかったという思いが強くなっています。

3位:ジャイアントモア

【学名】
Dinornis maximus
【高さ】
最大3.6m
【体重】
最大250kg
【分類】
鳥網
モア目
モア科
オオモア属
【食性】
草食
【生息域】
ニュージーランド
【絶滅期】
200年前

ジャイアントモアは、ニュージーランドに生息していた史上もっとも背が高かったとされる鳥(飛べない鳥)です。
人類のニュージーランド到達と共に激減し絶滅してしまいましたが、19世紀まで生き残っていた可能性も示唆されています。

2位:ケナガマンモス(その他マンモス類)

【学名】
Mammuthus primigenius
【体長】
5.4m
【体重】
最大6t
【分類】
哺乳網
ゾウ目
ゾウ科
マンモス属
【食性】
草食
【生息域】
ユーラシア大陸~北アメリカ大陸
【絶滅期】
4,000年前

人間と生息時期が重なる絶滅動物の代表と言えばマンモスで、日本で単にマンモスと言えば基本的にケナガマンモスのことを指します。
マンモスは、ジャイアントバイソン、ギガンテウスオオツノジカ、ケブカサイなどの大型動物と共に氷河期に人類が狩りをしていた動物ですが、このことが絶滅の要因になったとの指摘もあるようです。
最後のケナガマンモス(マンモスとしても最後)は、北極圏のウランゲリ島(ベーリング海峡近く)に4,000年前まで生き残っていたそうです。
その他のマンモス類やマストドン類・ナウマンゾウ類などの人類と生息時期が重なっているゾウ類を含め、とても見てみたかった動物となっています。

1位:ホモ・エレクトゥス


photo credit:Homo erectus pekinensis.jpg by Cicero Moraes

【学名】
Homo erectus
【身長】
140cm~160cm
【体重】
50kg~60kg
【分類】
哺乳網
サル目
ヒト科
ヒト属
【食性】
雑食
【生息域】
アフリカ大陸~ユーラシア大陸
【絶滅期】
7万年前

個人的に1番見てみたかった動物は、巨大な哺乳類でも鳥類でもなく人類です!
特に現生人類のホモ・サピエンスとの生存競争に敗れて絶滅したと言われる、初めてアフリカ大陸を抜け出した人類のホモ・エレクトゥスには会ってみたかったです。(北京原人やジャワ原人はホモ・エレクトゥスです)
ちなみにネアンデルタール人やデニソワ人はホモ・サピエンスの亜種とされ、混血して現生人類に吸収されたと考えられています。

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