一生に1度ぐらいは役に立つかもしれない動物の見分け方講座

哺乳類
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動物の中には、とても似ていて見分けがつかないようなケースも多々あります。
しかしちょっとしたポイントさえ掴めば、すぐに見分けが付くようになるケースが多いようです。
そんな動物の見分け方について、以下で解説していきます。

アフリカゾウとアジアゾウ

アフリカゾウ

【学名】
Loxodonta africana
【分類】
ゾウ目
ゾウ科
アフリカゾウ属
【体重】
オス6000kg~7000kg、メス平均3000kg
【生息域】
アフリカ大陸のサバンナと森林地帯

アジアゾウ

【学名】
Elephas maximus
【分類】
ゾウ目
ゾウ科
アジアゾウ属
【体重】
オス平均5400kg、メス平均2700kg
【生息域】
東南アジアの森林地帯
【見分け方ポイント】

アフリカゾウは耳が顔よりも大きくなりますが、アジアゾウの耳は顔よりもだいぶ小さくなります。

インドサイとシロサイ

インドサイ

【学名】
Rhinoceros unicornis
【分類】
ウマ目
サイ科
インドサイ属
【体重】
1500kg~3500kg
【生息域】
南アジア

シロサイ

【学名】
Ceratotherium simum
【分類】
ウマ目
サイ科
シロサイ属
【体重】
オス2000kg~3600kg、メス1400kg~1700kg
【生息域】
アフリカ大陸のサバンナ
【見分け方ポイント】

皮膚が鎧のようなたわんでいるのがインドサイで、角が大きく皮膚が大きくたわんでいないのがシロサイです。

ガゼルとインパラ

ガゼル

【学名】
Nanger granti(グランドガゼルの場合)
【分類】
鯨偶蹄目
ウシ科
ブラックバック亜族
【体重】
15kg〜32kg(グランドガゼルの場合)
【生息域】
アフリカ大陸中東部(グランドガゼルの場合)

ガゼルは3属にまたがった15種程度のウシ科動物(ブラックバック亜族)の総称で、一部の分類は不明確となっています。
※画像はインパラと毛色が近いグランドガゼル。

インパラ

【学名】
Aepyceros melampus
【分類】
鯨偶蹄目
ウシ科
インパラ属
【体重】
40kg~80kg
【生息域】
アフリカ大陸中南部
【見分け方ポイント】

ガゼルは複数種存在しているため、毛の色などですぐにインパラとの見分けがつく種もいますが、一部の種は毛色だけでは容易に判別が付きません。
インパラと全てのガゼルで明確に違いがある点は角の形で、ガゼルの角は直線的であるのに対しインパラの角はくねくねと曲がっています。
ただし、この特徴はオスに限ったものとなっています。

イタチとテン

イタチ(ニホンイタチ)

【学名】
Mustela itatsi
【分類】
ネコ目
イタチ科
イタチ属
【体重】
オス290g~650g、メス115g~175g
【生息域】
本州、九州、四国

テン(ホンドテン)

【学名】
Martes melampus melampus
【分類】
ネコ目
イタチ科
テン属
【体重】
1kg~1.5kg
【生息域】
本州、九州、四国
【見分け方ポイント】

ニホンイタチは毛の色がほぼ単色ですが、ホンドテンは顔が黒かったり白かったり足が黒かったりと複数の毛色をしています。
またニホンイタチ耳が小さく目立たないですが、ホンドテンは耳が大きく明確に認識することが出来ます。

ヒョウとジャガー

ヒョウ

【学名】
Panthera pardus
【分類】
ネコ目
ネコ科
ヒョウ属
【体重】
30kg~80kg
【生息域】
アフリカ全域、ユーラシア大陸南部

ジャガー

【学名】
Panthera onca
【分類】
ネコ目
ネコ科
ヒョウ属
【体重】
45kg~158kg
【生息域】
中南米
【見分け方ポイント】

ヒョウは斑点模様が細かく主に樹上で生活していますが、ジャガーは斑点模様が大きく森林で生活しています。
ただしヒョウは生息域が広く、斑点模様が大きめの亜種もいます。

ニホンザルとタイワンザル

ニホンザル

【学名】
Macaca fuscata
【分類】
サル目
オナガザル科
マカク属
【体重】
オス6kg~18kg、メス6kg~14kg
【生息域】
本州、九州、四国

タイワンザル

【学名】
Macaca cyclopis
【分類】
サル目
オナガザル科
マカク属
【体重】
5kg~12kg
【生息域】
台湾
【見分け方ポイント】

温泉に入っているのがニホンザルで、温泉に入っていないのがタイワンザルです。Σ(゚Д゚)
本当は、尾が短いのニホンザルで尾が長いのがタイワンザルです。(^_^;)

おすぎとピーコ

おすぎ

【学名】
Homo sapiens
【分類】
サル目
ヒト科
ヒト属
【体重】
不明
【生息域】
日本の芸能界

ピーコ

【学名】
Homo sapiens
【分類】
サル目
ヒト科
ヒト属
【体重】
不明
【生息域】
日本の芸能界
【見分け方ポイント】

おすぎとピーコは種としては完全に同一ですが、おすぎは映画評論家でピーコはファッション評論家であるという違いがあります。

コウテイペンギンとオオサマペンギン

コウテイペンギン/エンペラーペンギン

【学名】
Aptenodytes forsteri
【分類】
ペンギン目
ペンギン科
オウサマペンギン属
【体重】
20kg~45kg
【生息域】
南極

オウサマペンギン/キングペンギン

【学名】
Aptenodytes patagonicus
【分類】
ペンギン目
ペンギン科
オウサマペンギン属
【体重】
10kg~16kg
【生息域】
南極に近い島々
【見分け方ポイント】

コウテイペンギンはお腹の白い羽色が首の横にまで広がっていますが、オウサマペンギンは白い羽色が首の手前で閉じて黄色っぽくなっています。

ハシブトガラスとハシボソガラス

ハシブトガラス

【学名】
Corvus macrorhynchos
【分類】
スズメ目
カラス科
カラス属
【体重】
550g~750g
【生息域】
東南アジア、東アジア

ハシボソガラス

【学名】
Corvus corone
【分類】
スズメ目
カラス科
カラス属
【体重】
400g~600g
【生息域】
熱帯地域を除くユーラシア大陸
【見分け方ポイント】

ハシブトガラスは太く丸みがあるクチバシで、ハシボソガラスは細く直線的なクチバシとなっています。

アカウミガメとアオウミガメ

アカウミガメ

【学名】
Caretta caretta
【分類】
カメ目
ウミガメ科
アカウミガメ属
【体重】
70kg~180kg
【生息域】
熱帯から温帯の海

アオウミガメ


photo credit:Green Turtle (Chelonia mydas) by Bernard DUPONT

【学名】
Chelonia mydas
【分類】
カメ目
ウミガメ科
アオウミガメ属
【体重】
70kg~190kg
【生息域】
北極南極付近を除く世界中の海
【見分け方ポイント】

アカウミガメは甲羅が全体的に凹凸していて口先が尖っていますが、アオウミガメの甲羅はあまり凹凸しておらず口先は丸みを帯びています。
また、アカウミガメは肉食でアオウミガメは草食です。
ちなみにアカウミガメが赤くアオウミガメが青いとは単純に言えず、色の差は個体差が大きくなります。

ホオジロザメとイタチザメ

ホオジロザメ/ホホジロザメ


photo credit:Great White Shark by Elias Levy

【学名】
Carcharodon carcharias
【分類】
ネズミザメ目
ネズミザメ科
ホオジロザメ属
【体重】
680kg~1100kg
【生息域】
北極南極付近を除く世界中の海

イタチザメ


photo credit:Tiger shark(2) by Albert Kok

【学名】
Galeocerdo cuvier
【分類】
メジロザメ目
イタチザメ科
イタチザメ属
【体重】
175kg~635kg
【生息域】
寒冷地を除く世界中の海
【見分け方ポイント】

ジョーズがホオジロザメで、ジョーズで雑魚キャラ扱いされているのがイタチザメです。Σ(゚Д゚)
ホオジロザメはエラが大きく体に目立った模様はありませんが、イタチザメはエラが小さく胴体の横側に斑模様が入ります。
ホオジロザメはお腹の白い部分が頬まで達していることが名前の由来になっていると思われますが、これ個体差もありイタチザメにも共通した特徴なので見分けるポイントになりません。

クロマグロとミナミマグロ

クロマグロ

【学名】
Thunnus orientalis
【分類】
スズキ目
サバ科
マグロ属
【体重】
最大450kg
【生息域】
主に高級寿司店

ミナミマグロ

【学名】
Thunnus maccoyii
【分類】
スズキ目
サバ科
マグロ属
【体重】
最大260kg
【生息域】
主に町の寿司屋
【見分け方ポイント】

酸味と甘みのバランスが良いのがクロマグロで、濃厚で深い甘みがあるのがミナミマグロです。Σ(゚Д゚)

ヒラタクワガタとオオクワガタ

ヒラタクワガタ(ホンドヒラタ)

【学名】
Dorcus titanus pilifer
【分類】
コウチュウ目
クワガタムシ科
オオクワガタ属
【体長】
最大クラス70cm(野生種)
【生息域】
本州、九州、四国

オオクワガタ

【学名】
Dorcus hopei binodulosus
【分類】
コウチュウ目
クワガタムシ科
オオクワガタ属
【体長】
最大クラス75cm(野生種)
【生息域】
日本
【見分け方ポイント】

内歯と呼ばれる大顎の内側にある突起が体の近くにあるのがヒラタクワガタで、先端付近にあるのオオクワガタです。

イナゴとトノサマバッタ

イナゴ

【学名】
Oxya yezoensis(コバネイナゴの場合)
【分類】
バッタ目
バッタ科
イナゴ亜科
【体長】
オス28mm~34mm、メス40mm程度(コバネイナゴの場合)
【生息域】
日本、台湾(コバネイナゴの場合)

イナゴはイナゴ亜科に属するバッタの総称で、日本には少なくとも8種類存在しています。
その中で特にイナゴと認識されるのは水田に生息するハネナガイナゴとコバネイナゴで、近年はハネナガイナゴが減りコバネイナゴ増えてきているそうです。
※画像は近年増えているコバネイナゴ。

トノサマバッタ

【学名】
Locusta migratoria
【分類】
バッタ目
バッタ科
トノサマバッタ属
【体長】
35mm~65mm
【生息域】
熱帯地域を除くユーラシア大陸からアフリカ大陸北部
【見分け方ポイント】

イナゴ(少なくともハネナガイナゴとコバネイナゴ)は目の後ろから胴体にかけて黒い筋が入り翅に模様がありませんが、トノサマバッタは黒い筋がなく翅に模様が入っています。

おまけ

最後に雪の中でじゃれ合う『ハシボソガラス』と『ハシブトガラス』の動画を紹介します。Σ(゚Д゚)

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