昔のドラマ・映画で感じる物価上昇率とお金の価値

ただの昔話
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ここ最近、立て続けに昔の映像作品を観る機会があったのですが、そこで懐かしい感覚に出会いました。
それは、お金の価値に関するものなのですが、昔のテレビでこんな表現をよく見聞きしなかったでしょうか?

『今の価値に換算すると○○円』
『当時の大学初任給は○○円』

77年早生まれの人間が子供の頃は、こういう表現が本当によくありました。

しかし、最近はこういった表現を聞く機会がめっきりなくなっているのです。
それもそのはずで、ここ30年間近く日本の物価はほとんど上がっていません。

神

失われた30年か・・・

77
77

我々はその被害者世代だ・・・(T T)

以下の大卒初任給をご覧ください。

1968年:30,600円
1993年:190,300円
2018年:206,700円

日本における大卒初任給は、1968年(調査開始年)から1993年までの25年間で6倍以上も上昇したのに対し、1993年から2018年までは8.6%程度しか上昇していません。
同じ期間にもかかわらず、その上昇率には70倍以上もの差があり、物価上昇率も同程度と思われます。

そのため1990年代までは、過去の話をする際に、今のお金の価値と全然違うということが当たり前に起こっていました。
ドラマの再放送や少し前の映画などでお金のやり取りがあると、その価値を脳内変換する必要があったのです。
同じドラマ内でも、過去の話や何年も時間が経過する設定のドラマなどで、場面場面でお金の価値が大きく違うということが当たり前に起きていました。
77年早生まれの人間が子供の頃はこれが異常茶飯事だったので、過去のお金に関する話をする際は結構厄介だったのです。

一方、物価上昇率を見るに、今の子供たちはこういった時代ごとのお金の価値に対する返還をほとんどしていないと想定され、そもそもそんな感覚すらほとんどないのかもしれません。
今のほうが楽と言えば楽ですが、それは日本がここ30年間ほとんど経済発展していないという意味であり大きな問題でもあります。

以上、昔を懐かしむと共に、現在の日本を憂う今日この頃です。(;^_^A

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コーホー

↑『国が残っているだけマシだろ』と言っています。(;^_^A

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