今年の芸能界では訃報などの暗いニュースが多くありました・・・
上島竜兵・・・(;_;)
アントニオ猪木・・・(T_T)
仲本工事・・・(ToT)
一方、スポーツでは明るい話題が多かったように感じます。
特に野球界では大谷翔平の活躍はもちろん、国内でも佐々木朗希のパーフェクトピッチングに村上宗隆の三冠王獲得など若い選手の活躍が目立ちました。
しかし一方で、野球は昔と違い地上波でのナイター中継がほとんどなくなっています。
逆にサッカーは昔と比べて注目の集まる試合が多くなり、とてつもないような視聴率を叩き出すこともしばしばです。
そこで、おおよそ30年前となる1990年と比べて、各スポーツの知っている選手の数がどれくらい変わったのかを考えてみることにしました!!
ちなみに30年前の1992年にしなかったのは、サッカーのJリーグブームや相撲の若貴ブームの影響を排除するためです。
野球
1990年当時のプロ野球は、巨人戦が毎日のようにゴールデンタイムで放送していたため、巨人の選手は国民的な知名度を誇っていました。
控え選手クラスですら多くに人に知られ、助っ人外国人もクロマティ、呂明賜、ガリクソンなどの名前を今でも覚えています。
現在も深夜のテレビでスポーツニュースを放送することがありますが、1990年当時のフジテレビではそのスポーツニュースをプロ野球ニュースと呼び、プロ野球の試合を中心に振り返っていました。
このように、当時の日本スポーツは大半がプロ野球だったと言っても過言ではなかったのです!!
巨人の対戦相手となるセ・リーグの選手も当然多くの人が知っていましたし、スポーツニュースでもプロ野球が大きく扱われるのでパ・リーグの選手や外国人選手に至るまで、当時は100人ぐらいのプロ野球選手の名前が言えたと思います。
デストラーデ、ブライアント、ウインタース、郭泰源など、パ・リーグの外国人選手に限っても何人も名前を挙げることが可能です。
一方、今現在のプロ野球選手で私が知っている人は、国内では上記した佐々木朗希と村上宗隆の2人に加え田中将大、中田翔、清宮幸太郎程度で、巨人に坂本という名前の選手がいることはうっすら知っていますは、現役選手なのか引退しているかは把握していません。
海外では、大谷翔平、ダルビッシュ有、前田健太の3人の名前と顔が一致しています。
サッカー
Jリーグが始まる前の日本のサッカーは本当に人気がなく、選手の認知度は皆無に等しかったかと思います。
おそらくほとんどの日本人は、日本人サッカー選手の名前を1人も言えなかったはずです。
世間的に知られていたサッカー選手は、既に引退していた釜本邦茂だけでした。
自分はサッカーをしていたので、木村和司を知っていたような記憶がありますがハッキリとは覚えていません。
その後、Jリーグが開幕する1年前の1992年頃から一気にサッカーは人気となり、1993年10月28日の『ドーハの悲劇』は瞬間最高視聴率が48.1%に達しました。
しかし、その前のイタリア大会のアジア予選がどのような内容だったか覚えているでしょうか?
おそらく何の記憶もないという人がほとんどなはずです。
このように日本のサッカーは短期間で人気となり1度ブームは去っているのですが、今でも高い人気を保ってるなどブランディングに成功している模様です。
私が今現在知っている日本人の現役サッカー選手は、日本代表や元日本代表選手を中心に久保建英、堂安律、三笘薫、冨安健洋など20人ぐらいは名前を挙げられるかと思います。
おそらくサッカーに興味のない人でも、現役サッカー選手の名前が数人は挙げられると考えられます。
相撲
1990年は若貴ブームが起こる前(直前)ですが、それでも相撲は国民的なスポーツという認識で、横綱・大関陣はほとんどの国民が知っている状態でした。
個人的には幕内力士の大半は理解していて、中学生時代に同級生と琴錦が好きだとか寺尾が好きだとか、それぞれお気に入りの力士について言い合っていました。
今の現役力士で知っているのは、照ノ富士、逸ノ城、遠藤、宇良、貴景勝ぐらいしかいません。
ゴルフ
かつて日曜の夕方はゴルフの中継放送がとても多く、プロゴルファーの知名度もかなり高かったと思います。
特に有名だった選手は、男子では尾崎三兄弟(尾崎将司、尾崎健夫、尾崎直道)、青木功、中嶋常幸です。
女子では岡本綾子、小林浩美などで、台湾人の涂阿玉の名前も覚えています。
現在のプロゴルファーで名前が分かるのは、シニア選手を除き、男子は一大ブームを起こした石川遼と海外での活躍が顕著な松山英樹だけです。
女子は全英女子オープンを制した渋野日向子、それ以外は横峯さくら、上田桃子、金田久美子、宮里美香、有村智恵などの少し前に活躍した選手ばかりで、ごく最近の選手はほとんど把握していません。
韓国人選手のイ・ボミは名前のインパクトもあって記憶しています。
バレーボール
女子バレーボールは、ボイコットしたモスクワオリンピックを除き東京オリンピックからロサンゼルスオリンピックまでメダルを獲得しており高い人気を誇っていました。
オリンピックのメダル獲得が途絶えた1990年代当時も、大林素子、中田久美子、佐藤伊知子などの中心選手や益子直美、斎藤真由美の美人コンビなどの選手を今でもハッキリと覚えています。
男子バレーボールは女子に比べると人気が落ちるのですが、中垣内祐一、青山繁、大竹秀之などの選手が記憶に残っています。
一方、現在のバレーボール選手に関しては、男子は10年以上に渡って誰1人も知らない状態ですし、女子も木村沙織や栗原恵、狩野舞子ぐらいまでの世代しか理解していません。
名前の分かる最後の選手であった荒木絵里香が引退してからは、名前の知っているバレーボール選手は1人もいなくなってしまいました。
バスケット
1990年代当時は、日本人のバスケットボール選手を知っているどころか、日本人のバスケットボール選手を知っている人すら見たことがない状態でした。
バスケットボール自体は有名ですが、実業団バスケは超マイナーな存在だったのです。
今は八村塁や渡邊雄太などのNBAで活躍する日本人選手はとても有名ですし、現役かどうか微妙なところですが田臥勇太の名前も知っています。
女子選手は今も昔も誰の名前も分かりません。
テニス
テニスも1990年当時は1人も日本人選手の名前を言えなかったと思います。
伊達公子や沢松奈生子が活躍するのはもう少し後ですし、松岡修造もまだ日の目を見ていませんでした。
今は錦織圭と大坂なおみは日本人の多くが知っている状況で、大坂なおみに関しては世界で1番お金を稼ぐ女子スポーツ選手として世界的にも有名となっています。
卓球
30年前と比べて人気が顕著に上がっているスポーツの1つは卓球です。
1990年当時、卓球選手は誰1人として知りませんでした。
中国から日本に帰化して話題となった小山ちれも、調べてみると1992年に帰化していたので1990年は海外の選手や引退した選手を含め、卓球選手の名前を1人は把握していなかったと思います。
一方、今は石川佳純、伊藤美誠、平野美宇、早田ひななどの女子選手は国民的にも大きな知名度があります。
男子も張本智和や昨年引退した水谷隼など、著名な選手が出始めている状況です。
この卓球の人気向上は、小さいころから注目を集めていた福原愛の功績が大きいのではないかと思います。
マラソン
かつての日本はマラソンや長距離が得意種目で、女子では、増田明美、谷川真理、松野明美、有森裕子、山下佐知子、鈴木博美などの名前を覚えています。
男子は瀬古利彦や宗兄弟(宗茂、宗猛)などといった著名な選手は1990年に既に引退していましたが、オリンピックで2回連続4位を獲得した中山竹通や世界選手権で金メダルを獲得した谷口浩美などは記憶に残っています。
一方、最近の日本人マラソン選手は、オリンピックや世界選手権でメダルに全然絡むこともないので、名前を知る選手もいなくなってしまいました。
フィギュアスケート
近年顕著に人気のあるスポーツと言えばフィギュアスケートが思い浮かびます。
女子では浅田真央、男子では羽生結弦などが活躍によりフィギュアスケートは国民的な人気を得て、ゴールデンタイムでのテレビ中継も多いスポーツとなっています。
選手寿命が短いスポーツなので入れ替わりが激しいのですが、坂本花織や紀平梨花、または成績と知名度に全く整合性のない本田真凜などの女子選手、宇野昌磨やアイスダンスに移行した高橋大輔などの男性選手の名前を把握している状態です。
ただ、1990年当時も伊藤みどりに関しては国民の誰もが知っているレベルの選手で、女子に関しては昔から人気が高かったように感じます。
ボクシング
ボクシングは、今も昔も世界チャンピオンだけが名前を知られている状態なので、知っている選手の数は世界チャンピオンの数に依存しています。
ただ最近は世界チャンピオンの基準が曖昧で、何が何だかよく分からなくなっている気もします。
ボウリング
1970年代に起こったボウリングブームの名残りで、1990年になっても中山律子はとても有名でした。
中山律子のライバルである須田開代子とその夫であった西城正明も認識していたような記憶があります。
今のボウリング選手はPリーグの影響で個人的には姫路麗や松永裕美など何人かの女子選手の名前が出てくるのですが、世間的に著名なプロボーラーはいないのが現状かと思います。
その他
昔と比べてハッキリと人気が上がったと言えるスポーツにカーリングがあります。
1990年当時はカーリングという競技があることすら知らない人がほとんどだったと思いますが、今はロコ・ソラーレの本橋麻里(現在はロコ・ソラーレの育成チームであるロコ・ステラに在籍)や藤澤五月は国民的な知名度を誇っています。
スポーツ名 | 選手の知名度 |
---|---|
野球 | 大幅に低下 |
サッカー | 大幅に上昇 |
相撲 | 低下 |
ゴルフ | イーブン |
バレー | 低下 |
バスケット | 上昇 |
テニス | 上昇 |
卓球 | 大幅に上昇 |
マラソン | 低下 |
フィギュアスケート | 上昇 |
ボクシング | イーブン |
このように、ここ30年で野球、相撲、バレーなどの国民的とまで言われてたスポーツの人気が低下し、他のスポーツに分散していった様子がうかがえます。
特に野球の人気低下とサッカーの人気上昇が顕著であることは誰の目からも明らかです。
野球は観客数の減少はそこまで起こっておらず(むしろ増えてる?)、選手の年俸も大幅に上っていますが、社会的な影響力は相当下がっているように感じます。
サッカーはW杯の影響力が図り知れず、日本代表の試合は国民的な行事にすらなっています。
以上、1990年と2022年現在のスポーツ選手の知名度を調査してみました。
コーホー
↑『なぜプロレスを取り上げないのだ!』と言っている模様です。(;^_^A
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