夏から始める和服のすすめ男性編(女性編はありませんw)

生活
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現在の日本では、街を歩いていてもテレビ見ていても、和服を着ている人は1%もいません。
国の代表である国会議員ですら、ほとんど誰も和服は着ていません。
しかし、和服を着る人の割合が上がる時期があります。

それが夏です。

夏祭りや花火大会などで浴衣を着る人は、それなりの割合でいるはずです。
ということで、普段は和服を着ないという人に向け、夏から和服を着ることをここでオススメしたいと思います。

まず、なぜ夏から始めることを勧めるのかというと、それは冬から始めることが適切ではないからです。
和服は進化することより昔のものを残していく発想が強いため、冬は最先端の防寒着(ダウンジャケットやヒートテックなど)に比べるとどうしても寒くなってしまいます。
一方、夏用の服は最先端の技術云々より生地を減らすことが暑さ対策の最大の効果なので、最先端の素材を使わない和服であっても、暑さ寒さに大きな違いはありません。
もっと分かりやすい理由としては、夏用の和服は通常の和服に比べてとても安いのです。
ここで言う夏用の和服とは浴衣、甚平、作務衣などで、元々は部屋着として作られたものでした。
そのため作りが簡素で、更に生地の量も少ないためそこまで高くはなりません。
また、夏用の和服は着る人も多く販売している場所も多いため、生産性や競争原理の観点からも安くなります。

ここで夏に着られる代表的な和服を3つ紹介します。

1、浴衣

浴衣は元々部屋着として作られたものですが(温泉では今でも浴衣が部屋着として利用されている)、近年は夏用の一般的な和服として認識されており、外出に使うこともできます。
値段は5000円以下でも探すことができ、またサイズの幅(横幅)にかなりの調整が効くことが特徴です。
下半身部がズボン式ではないので、車や自転車の運転の際に多少煩わしさがあるのが難点です。

↓浴衣の代表例

2、甚平(甚兵衛)

甚平は現在も部屋着として使われる和服です。
帯も必要ないとても気軽に着られる和服ですが、外出には適さず、行っても家の近くのコンビニぐらいまでが限度とされます。
甚平は浴衣よりも安く、3000円以下でも見つけることができるでしょう。
下半身部分がズボン式ですが、ジャージなどと違って大抵は伸びない素材が使われるので(伸びない生地が使われることは和服全般に言えることだが)、少し大きめのサイズを選んだほうが良いかもしれません。

↓甚平の代表例

3、作務衣

作務衣は本来、仏教の僧侶における作業着で、現在は伝統工芸に携わる人の作業着としても使われています。
基本は室内着ですが、甚平よりかは外出に対応できます。
また、作務衣は夏専用ではなく冬用のものもあるので購入の際は注意が必要です。

↓作務衣の代表例

近年における私の夏の部屋着は、もっぱら甚平です。
甚平のズボン部分は伸び縮みがないため、ジャージ型のハーフパンツの方が快適な気もしますが、上半身は、はだけた感じでTシャツより涼しく感じます。
外出時は、洋服で出かけることが多いですが(草履での車の運転が危険なため)、たまに着る浴衣は風通しがよくとても涼しく感じます。
作務衣は持っていないので、着心地などは分かりません。
また、浴衣や甚平は作りも至ってシンプルなので、裁縫が得意な人なら自分で作ることも可能でしょう。
というわけで、皆さんもこの夏から和服を始めてみてはいかがでしょうか?

※記事の投稿が夏終盤になってしまい、すいません。m(_ _)m

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コメント

  1. かみかわ より:

    洋服が なかりし時代も 冬は来ぬ 何が残るか 判らざりとも

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