水道水を飲もう! 水道水の飲まない日本社会の異様さと、水道水をおいしく飲むコツ

生活
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いきなり質問ですが、皆さんは水道水を飲んでますか?

かつて水道水を飲むことは当たり前のことでしたが、最近は水道水を直接の飲む人はかなり減ってきていて、ある調査(関東地方での調査)ではおよそ50%の人が水道水をそのままは飲まないと回答しています。
飲料可能な水が家庭の水道からただ同然で出てくる国は世界的に見て稀なことであり、本来、こんなに幸せなことはありません。(一節には家庭の水道水が飲める国は15カ国しかない)
しかし、現在の日本ではその水道水を飲まず、わざわざミネラルウォーターを買っているという人も多いようです。

水道の水を安定して確保するには、山を崩してダムや貯水湖を作るなどの多くの自然を犠牲して初めて可能になります。(ダムには電力発電や治水管理にも使われるが)
例えば、東京における水道水の水源の1つに、志村けんの東村山音頭で有名な多摩湖(村山貯水池)があります。
この多摩湖と隣接する狭山湖(山口貯水池)があるのが、『となりのトトロ』の舞台(お母さんが入院している場所)にもなった自然豊かな森に囲まれる狭山丘陵という場所です。
多摩湖と狭山湖はその狭山丘陵に人工的に作られた貯水湖がであり、およそ10km離れた多摩川(羽村堤防)から地下の水道管を伝い水を溜めています。
このように水道の水は、大規模な工事や多大な自然の犠牲があって初めて確保できるのです。

にも関わらず、現在の日本人は水道の水を飲みません。

これって、おかしな話だと思いませんか?

浄水器やスーパーで無料でもらえる水を利用しているのならまだ分かりますが、ミネラルウォーターをわざわざ買うことは、正直私にとっては理解に苦しむレベルの行為です。
ミネラルウォーターの容器として使われるペットボトルは、、化石燃料の枯渇や環境悪化などの問題にも繋がり、輸送の際の燃料使用やラベルなどのごみ問題も含めれば、環境に対する負担がとても大きい代物です。
水道の水を確保するだけでも上記したような環境的負担があるのに、ミネラルウォーターの利用は更なる環境悪化を招いてしまいます。

30年前の日本では、水どころかお茶すらもお金を出して買うものではありませんでした。(お茶は茶葉からいれるのが当たり前だった)
30年前と比べて、日本の水道水の水質が著しく悪くなったという事実も、日本人の体質が著しく変化したという事実もないと思います。
水道水は飲まない、または飲めないという感覚は、企業が誘導したバレンタインデーにおける義理チョコやホワイトデーにおけるお返しのように、企業利益のために意図的に作られた感覚のような気がします。

さて、ここで水道の水をおいしく飲むコツを少しだけ紹介させていただきます。

まず、第1のコツは『冷やす』ことです。
というより、水道の水をおいしく飲むコツは、正直これしかありません。
水のおいしさの9割以上は温度で決まると言われており、飲食店の水などに氷が入ってるのもそういった理由からです。
冷えた水道水と常温のミネラルウォーターを飲み比べれば、大抵の人が冷えた水道水の方をおいしく感じるという実験結果すらあるそうです。(冷やした水ではカルキ臭も気にならなくなる)

水を冷やしても、自分の家の水道水はサビ臭くて飲めないという人もいるかもしれません。
水道水がサビ臭い理由のほとんどは自宅の水道管に問題があり、これは業者に頼めばかなりのレベルで改善させることが可能です。(マンションやアパートなどの賃貸住宅の場合は難しいかもしれないが)
このように、水道水はちょっとした工夫や努力でおいしく飲むことができます。

ということで、皆さんも明日から水道水を飲んでみてはいかがでしょうか?

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コメント

  1. かみかわ より:

    カネあれば 好きに飲んだら ミネラル水 オカネ儲けを 咎める故なし ミネラル水 清涼飲料 より高し 原価構成 不思議に満ちて

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