テレビのない生活者が送る放送業界への提言

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テレビは生活必需品で、ない生活など考えられないと思う人も多いでしょうが、テレビを持っていない私から言わせてもらえばテレビなんてなくても全くもって困りません。
インターネットさえあれば十分情報は入手できます、面白い映像コンテンツはいつでも見ることができます。

しかし、いかんせんオリンピックの盛り上がり方には、テレビを見る一般の方との間に大きな隔たりを感じてしまいます。
私はよくグーグルのニュースサイトでニュース情報を得ていますが、このサイトを昨日見た結果、30個程度並んだニュースの中でオリンピック関連のニュースは2つだけでした。(ちなみにマー君の渡米のニュースも2つでした)
オリンピック期間中、世間では朝から晩までオリンピック、オリンピックと騒がれますが、グーグルのニュースサイト上では同様のニュースは一まとめにされるため、オリンピックのニュースは全体の1割にも満たない扱いとなっています。
実際問題として、テレビのなかった前回の夏期オリンピックであるロンドンオリンピックについて、私はほとんど記憶がなく、日本人メダリストに関しても今現在1人も言うことができません。

ただ、本来ニュースとはキャスターの感想や感情を込めず、端的にできるだけ多く報じるのが基本ですので、このインターネットを使ったニュース情報の取得法は、現在のテレビにおけるニュース番組よりかはるかに有意義であることは確かです。
特に、(テレビ東京を除く)民放テレビにおける朝と夕方のニュースもどき番組に対しては、テレビを見ていた時代イライラを募らせるばかりでした。
なぜ、ニュースの途中に回転寿司の激安情報を放送する必要があるのでしょうか?
なぜ、各局が同じような内容の番組を同じ時間帯に放送する必要があるのでしょうか?
疑問を挙げたらキリがありません。

かつて民放における夕方のニュース番組は18時からの1時間番組だったはずですが、それが今はどの局も17時前から放送しているはずです。
何で各局横並びで放送時間を合わせる必要があるのでしょうか?
朝の番組も、昔はフジテレビではポンキッキなどの子供番組を放送していましたが、今はテレビ東京以外のどの局も同じような番組をダラダラと放送し、同じニュース原稿の使い回し、繰り返されるエンタメ情報など、各局同じような番組構成かと思います。(何年もテレビを見ていないので詳細は知りませんが)
私は、このような放送をする放送局の姿勢が大嫌いなのです。

とはいえ、テレビには面白い番組があることも事実です。
しかし、それらの映像コンテンツをテレビ放送だけで見せることが、今現在技術水準と照らし合わせて正しいとは思えません。
2012年にはYouTube上で大きな話題となった韓国のアーティスト・PSYが、『江南スタイル』のPVだけで7億円の広告費を手にしたとも言われています。
もはや映像コンテンツの見せ方として、放送電波だけを使うのは時代遅れであり、放送局はネットなどをもっと有効的に利用すべきかと思います。
見る側からしたら、面白い番組を見たいときに見れるこのが最も好ましいはずで、今のネット環境ならこのようなことはすぐにでもできるのです。
制作者側からしても、ネット番組なら、放送開始時間も放送する尺も気にせず番組制作ができます。
広告の入れ方もネットでは多種多様ですし、直接的な販売行動に繋がる広告の入れ方もできます。
このように、映像コンテンツをネットで配信することについては、見る側も、制作者も、スポンサーも誰も困らないのではないでしょうか?

もちろんテレビの視聴率は下がるでしょうが、実際に見る人の数が多くなればいいわけですから特に問題はないかと思います。
結局、今の放送局は視聴率と15秒単位のCMにこだわりすぎていて、技術革新ができていないと言わざるを得ません。
別にテレビ放送をやめろなどとは思っていませんが、テレビ業界がネット業界と距離を置いたり、場合によっては敵視するような姿勢を見せることは理解ができません。

また、ただ今放送中の『明日、ママがいない』でも話題になりましたが、テレビ放送では一部の人にとって精神的にとても苦痛なものまで目に入ってきてしまいます。
別に見たくなければ見なきゃいいと思う人もいるでしょうが、現在のテレビ放送は数チャンネルしかなく、また放送電波は強制的に送ってくるものなので、どうしても見たくないものまで目に入ります。
そもそも見たくなければ見なきゃいいという議論がまかり通るなら、CMなどは誰も見なくなり、民法のテレビ局はみんな崩壊してしまいます。
つまり、テレビとはそもそも見たくないものも見るものなのです。
その点ネット使った配信なら見たいものを選んで見ることができますので、見たくないものは文字通り見なければいいわけです。

私は、イライラしてまでテレビなど見たくはありませんし、わざわざお金を払って地デジ対応テレビを買うほどテレビ放送に魅力も感じません。
そして、そもそも放送業界は視聴者に対しもっと有意義な番組視聴方法を提供するべきかと思います。

以上だいぶ長くなりましたが、私がテレビを持たない理由プラス放送業界への個人的提言でした。
皆さんも、テレビのない生活を1度試してみてはいかがでしょうか?

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コメント

  1. ふつうの母 より:

    全く同感です

  2. jpa より:

    突然すみません。いつも楽しくコメントを送らせていただいています。
    私事で恐縮なのですが、我が家のブラウン管TVがもうすぐ使えなくなります。アナログ放送が終わるとの事。地デジチューナーを¥5,000で購入しましたがうまく接続できません。
    NHKに受信料を止めたいと問い合わせをしたら、TVの資源回収の領収書を送ってくれとの事。TVを捨てるつもりはないのですが。TV以外も物を捨てるのは極力避けたい・・。
    3さんは受信料をどのように止めましたか?差支えなければ教えて下さい。

  3. より:

    >JPAさん
    アナログ放送が終わって電波が受信できなくなったという理由での契約解除には、テレビの廃棄は関係ないはずです。
    説明する際に、地デジチューナーのことは言わず、電波受信できなくなったので契約を解除してくださいと言えばOKなはずです。
    詳しくは、↓より
    http://pid.nhk.or.jp/jushinryo/digital.html
    もしくは、地デジチューナーを頑張って取り付け、そのまま契約を残すかですが、そもそもデジタル放送はUHFアンテナでないと受信できないはずですので、テレビが映らないのはアンテナに問題がある可能性も考えられます。

  4. jpa より:

    早速NHKに連絡します!

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